毎年秋になると、 モズがなわばりを主張するために木のてっぺんで
『キチキチキチキチキチ・・・』
とけたたましく鳴いている姿を、あちらこちらで見かけます。
ある冬のこと。観察会の依頼があり、その下見に出かけていました。
場所は河川敷にある公園です。
どんなことしよっかなぁ、などと考えながら色々見てまわっていると、
川辺に一本の小さな木があり、その枝に何か刺さっています。
もしかしてこれがあのはやにえ?
モズは、捕らえた獲物を木の枝などに刺しておく習性があり、 そのことを
「はやにえ」と呼んでいます。
よく見るとカブトムシとかコガネムシとか、そんなような甲虫系の幼虫です。
すでに体は干からびていて、あごの部分だけがきれいに残っています。
実物のはやにえを見るのは、このときが初めてでした。
さらに探すと、 この小さな一本の木に、 コバネイナゴ2つとオオカマキリ1つ。先程の幼虫1つを
合わせると合計4はやにえ。
はやにえって何のためにするのでしょうか。 自分のエサを確保しておくために行っているのでは
ないかとも言われていますが、実際のところよくわかっていないようです。
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