アシナガバチにとって、アリは巣をおそう恐ろしい天敵なんだそうです。もし、アリが
巣にやってきた場合、親バチは飛んで逃げることができても、幼虫やサナギは逃げ
られません。そこでアシナガバチたちは、アリから巣を守るために、いくつかの防御
方法を発達させています。
1.巣の構造
キボシアシナガバチの巣を見てみると、木の枝から細い1本の柄でつり下がっている
のがわかるかと思います。これは、歩いてやってくるアリの侵入経路を一ヵ所にし、
巣を守りやすくするためにこういう形になったんだそうです。

2.化学兵器
アシナガバチは、腹からアリの嫌がる物質を出して巣の柄にこすりつけます。こうする
ことでアリの侵入を防いでいるのです。この方法は、巣を守るハチの少ない巣作り初期
の段階には、特に有効な防御方法です。

上にいるハチが、柄に腹をこすりつけています。
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-参考図書-
山根爽一著
「アシナガバチ一億年のドラマ -カリバチの社会はいかに進化したか」
北海道大学図書刊行会
