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2007年05月 アーカイブ

2007年05月31日

スジハゼB

汽水域(淡水と海水の混じる水域)へと展示用の魚の採集に行ってきました。 汽水域での

採集は潮の干満を気にしながら行います。 採集しやすいのは潮のよく引く大潮の干潮時

です。

 

いろいろと目的の魚を探しながら採集していると、 これまで番匠川では採ったことのない

ハゼが一匹網に入りました。

 

 

 

 

この魚は、平凡社の「決定版 日本のハゼ」 でいうところのスジハゼBです。

スジハゼBBってなに?て感じですが、これはこれまでスジハゼと呼ばれていた魚の中に、

実は3種含まれてるっぽい、 ということで仮にABCと付け区別しているのだそうです。

 

スジハゼが複数種に分けられそうだと知った時点で、いつも気にしながら採集していましたが、

私がこれまで番匠川で採っていたのはスジハゼAばかりでした。

 

 

番匠川でよく見かけるスジハゼA。

 

 

一見するとよく似ていますが、見分け方は簡単。 腹ビレを見れば一発で違いがわかります。

スジハゼAの腹ビレには帯状に黒い模様が入りますが、スジハゼBには入りません。

 

 

スジハゼA。

 

スジハゼB。

 

ほかにも胸ビレや第一背ビレ (二つある背ビレの内頭側にあるヒレ)の模様に違いがあるよう

ですが、 見分けるにはとにかく腹ビレを見てください。

 

 

スジハゼCは見たことないのでよくわかりません。

 

 

 

<い>

 

 

 

胸ビレ(左:スジハゼA、右:スジハゼB)

胸ビレの根本にある点がスジハゼBでは少し長くなります。

 

 

第一背ビレ(左:スジハゼA、右:スジハゼB)

スジハゼBの第一背ビレには斑点があります。

 

 

 

2007年05月28日

ドクターフィッシュ?

ドクターフィッシュって知ってますか?

 

ドクターフィッシュとは、 西アジアに生息するガラ・ルファという

コイ科の魚のことです。 トルコの温泉にすんでいるものは、人間

の古い角質を食べてくれることから、 皮膚病を治してくれる魚だ

ということで、 ドクターフィッシュなどと呼んだりするそうです。

 

一時期マスコミに取り上げられていたので、 ご存知の方もいる

かもしれません。 水族館で展示しているところも多いようですが、

番匠おさかな館では飼ってはいません。

 

 

 

 

先日まで3種類のおたまじゃくしを展示していました。

 

そのうちの一つ、 ニホンヒキガエルの水槽に手を入れると、まるで

ドクターフィッシュのように手に吸いついてきました。

 

 

 

 

どこかの水族館がドクターフィッシュのような感じで展示したりして。

 

 

うちは絶対にしませんけどね。

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月27日

水草水槽

現在、開催中の特別展「魚の飼い方」の中で

展示している水草水槽の水草たちが順調に

成長しています。

 

特別展のテーマは「魚の飼い方」ですが

魚と一緒に水草を植える人も多いことから

番外編として水草を育てるための水槽も

用意しました。

 

セット当初は寂しかった水槽も

 

 

およそ1ヶ月が経過しこんなに賑やかに

なりました。

 

 

しかし水草が水面に達してきたので

近々トリミングする予定です。

 

< タッツン >

 

2007年05月26日

カシルリオトシブミ?

このあたりではイタドリのことをサドと呼んでいます。 春に出てきた新芽をその

まま折って食べたり漬物などにして、 利用しています。

 

先日行われた観察会の下見をしているときに、 そのイタドリの葉を一生懸命

切っているオトシブミを見つけました。

 

 

アシナガオトシブミと比べてかなり小さなオトシブミです。

カシルリオトシブミでしょうか?

 

 

揺籃(ようらん)の出来上がり。この後揺籃は切り落とされました。

 

 

 

これまでオトシブミは、本などでしか見たことがありませんでしたが、 探して

みると以外と身近なところにもたくさんいるものだということがわかりました。

 

いつもと同じ空間でも、 見方を変えるだけでこれまで見えなかったものが

見えてくる。 身の回りにもまだまだ面白そうなことがたくさんありそうです。

 

 

 

 

おさかな館の裏のアスファルトの上にも、 たくさんの揺籃が落ちていました。

なんでこれまで気づかなかったんだろうか?

 

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月25日

アシナガオトシブミの揺籃作り

道の駅の敷地内にはたくさんのアラカシが植えられています。 そのアラカシ

にオトシブミという虫がやってきて、 毎年たくさんの揺籃(ようらん)と呼ばれる

ものを作っていきます。

 

 

アシナガオトシブミの揺籃。

 

 

 

揺籃とはゆりかごのことです。

 

オトシブミは、葉っぱを器用に丸め、その中に卵を産み付けます。 その丸めた

葉っぱのことを揺籃と呼んでいます。卵や幼虫の保護、幼虫の食料の確保

ために作られます。

 

 

 

今年は運よく揺籃を作っているアシナガオトシブミの姿を観察することが

できたので、紹介していきたいと思います。

 

 

揺籃を作りにやってきたアシナガオトシブミのメス。

 

 

葉っぱのまん中より少し先端に近い両脇に、 穴を開け始め

ました。

 

 

葉っぱの根本に近いところを、 両側から真ん中を残すように

して切っていきます。

 

 

葉っぱ全体を見るとこんな感じです。 穴を開けたところと切った

位置わかります。切込の中心で主脈に穴を開けています

 

 

切込のやや上にあるのが、主脈に開けた穴です。 穴を開ける

ことで葉っぱをしおれさせ、 折りたたみやすくしているようです。

 

 

葉の裏側を噛んでいき、折りやすくしています。 作業中に葉っぱ

の裏側にある毛?が体中についてしまいます。

 

 

オス(左)がやってきました。 特にメスの揺籃作りを手伝う様子

ありません。メスは少し折れ曲がった葉をまたいで、 両側の

脚に力を込め「ギュッ、ギュッ」というような感じで、 少しずつ

を折りたたんでいます。

 

 

だいぶ葉っぱが閉じてきました。

 

 

葉脈の両側に見えている点々が噛み跡のようです。

 

 

揺籃作りを一旦休止し、 隣の葉っぱに移って交尾が始まりま

した。

 

 

交尾後に揺籃作りをしていた葉っぱに戻り、 先端からくるくると

葉っぱを巻き始めました。

 

 

丸めた葉っぱの隙間にメスが入り込みました。 いつ産卵した

のかさっぱりわかりませんでしたが、 もしかしたらこのときに

産んでいたのかもしれません。

 

 

脚と口を使って、器用に巻いていきます。 巻いた葉が途中で

開くことはありません。 どうやって固定しているのでしょうか。

 

 

最後の仕上げです。この後、 揺籃を切り落とすこともあるよう

ですが、このときはこのまま終了しました。 約1時間ほどで完成

です。

 

 

 

 

 

揺籃を作るときの葉っぱの切り方は、 オトシブミの種類によってそれぞれ

特徴があるそうです。道の駅のアラカシには、他のオトシブミが作ったと

思われる揺籃もたくさんありました。

 

 

この揺籃は、片側だけ主脈に沿って切ってあります。 どうやら

ゴマダラオトシブミの揺籃のようです。

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月24日

見立て遊び

オニヤンマを正面から見たところ。

 

 

 

 

 

アップにしてみると、こんな風に見えたりして・・・

 

 

 

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月22日

サナギも光るんです

ホタルのシーズンがやってきました。

 

そんな中、おさかな館では現在、 ゲンジボタルの成虫ならぬ

サナギの展示をしています。

 

< 土の中で過ごすサナギ・・・ 掘り起こしてごめんなさい >

 

とはいえ、サナギの期間は10日ほど

今回、サナギの数も少ないため超短期間、

成虫になったらハイそれまでよの展示です。

サナギも光るというところを

来館者に見てもらいたいのですが

実際のところ、いつでも光ってくれる

わけではありません。

光るときは刺激(振動やサナギに軽くふれるなど)を

与えたときに弱い光でボーと長く光ります。

成虫の光の明滅はコミュニケーションのためと

言われていますが

サナギは刺激を与えたときぐらいしか光らないので

身を守るために光を出していると考えられています。

 

そんなわけで「サナギは光らないじゃないか」と

思われた来館者も多かったのでは・・・

しかし、そんな来館者のためにサナギが光るところの

動画を撮影しました・・・

実物をみれなかった人はおさかな動画集にてお楽しみください。

 

http://rs-yayoi.com/osakanakan/doga/doga.htm

 

< タッツン >

 

2007年05月21日

ムクドリを狩るカラス

夕暮れ時、仕事を終え駐車場を歩いていると、 二羽のカラスが

ものすごい勢いでムクドリを追いかけ、 目の前を通り過ぎていき

ました。

 

「何かな?」 と思い、飛んでいった方向に目をやった瞬間、 一羽の

カラスが、地上から1mほどの高さを飛んでいたムクドリを地面に

叩き落し、そのままくわえて飛び去っていきました。

 

 

「えっ、なに今の?」

 

 

あまりにも突然の出来事で、 カラスの種類すら覚えていません。

カラスが狩りをする瞬間を始めてみました。

 

 

これはハシボソガラス。

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月19日

裏山観察会

おさかな館では、 川での観察会だけでなく様々な場所で観察会を

実施しています。今日はおさかな館の裏にある山での観察会でした。

散策路になっていたクサイチゴの実を食べながら、 みんなで頂上を

目指しました。

 

 

アナグマの巣を発見し大喜び。

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月18日

アワフキムシの仲間

この季節になると、 アワフキムシの幼虫が作り出した泡をそこら中で見かけます。

幼虫は自分で泡を作り出してその中に隠れ、 植物の汁を吸って暮らしています。

 

成虫になると泡は出しません。 見た目は少しセミに似たような感じです。

 

 

 

 

 

夜に自動販売機へとやってきたモンキアワフキ? の成虫。

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月17日

キベリトガリメイガの立ち姿

へんなとまりかたをしているガを見つけました。 翅で状態を起こし、胸を

張っているように見えます。調べてみると、 どうやらキベリトガリメイガと

いうガのようです。

 

このガの立ち姿って、 かなりかっこいいと思うんですけど、どうでしょう。

千葉市動物公園の二本足で立ち上がるレッサーパンダの風太くん

に負けず劣らず、威風堂々とした立ち姿。 後姿にも威厳があります。

翅の広げ方などは、往年のジュディオングを思い出させます。   

 

 

 

 

 

 

 

・・・で、なんでこんな風に止まってるの?

 

 

何か意味があるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月14日

ムラサキシジミの幼虫とアリ

身近な生きものの中に、 アリと関係のある虫やらクモやらが案外多い

ということを、最近知りました。

 

これまでに紹介したアリグモやキボシアシナガバチは、アリへの擬態、

アリから巣を守るための防御方法などを、 それぞれ進化させています。

今回紹介するムラサキシジミの幼虫は、 体から蜜を出すことでアリを

集め、 用心棒変わりにして身を守っているそうです。

 

アリは小動物の世界では、 身近でインパクトのある存在なのでしょう。

 

 

アラカシの葉っぱにいたムラサキシジミの幼虫。 はじめて見た

ときはアリに襲われているのかと思いました。 このアリは何アリ

なんでしょうか?シリアゲアリの仲間かな??

 

 

 

成長すると葉っぱを丸めて巣を作るようです。

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月13日

見返り美人?

昨日のアリグモに限らず、 ハエトリグモの仲間は写真を撮ろうとするとよく振り

向きます。そのしぐさが何となく人間っぽく見えて、 ついつい写真を何枚も撮って

しまいます。

 

 

 

 

 

チャスジハエトリ♂

 

 

 

 

 

 

ネコハエトリ♀

 

 

 

クモに睨まれると、 なんとなく怒られているような気もします。

 

ゴメンナサイ。

 

 

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月12日

アリ?

これがなにかわかりますか?

 

 

 

 

アリにそっくりですがアリではありません。

少しアップにしてみましょう。

 

 

 

 

写真をよく見てください。 顔の横から出ている触角のようなものは、実は脚です

 

ということは、 脚が全部で8本あるので昆虫ではありません。これはアリにそっくりな

アリグモというハエトリグモの仲間です。 アリグモ自身がアリを意識して似せようとしている

のかどうかはわかりませんが、 歩くときに前脚を少し浮かせのているので、 触角のように

見えてしまいます。

 

 

 

先日、 当施設の周りに植えられているアラカシの木で、巣を作っているアリグモのペア

見つけました。 メスは葉っぱの上に作られた巣の中に入っていて、オスが糸をはりめぐらし、

メスを覆い隠そうといました。この中で産卵するのでしょうか。

 

 

下にいるのがオスのアリグモ。 オスには大きな顎があります。

 

 

初めてアリグモを見つけたときは、 これほどの擬態の名手が、こんなに身近なところで見ら

れるとは思わず、とても感動した覚えがあります。 皆さんも探してみてはいかがでしょうか。

庭木や生垣などを探すと簡単に見つけることができます。 ただし、 ぱっと見ただけではアリ

だかクモだかわからないと思うので、 見分ける際のポイントを一つ紹介したいと思います。

 

 

 

 

アリグモは、 じーっと見ていると

 

 

 

 

 

 

振り向きます。

 

 

 

アリは振り向きません。

 

 

 

 

たぶん・・・

 

 

 

 

 

 

<い>

 

 

2007年05月11日

初の・・・

今日は初めて下流水槽に潜って水ゴケ取りをしました。

非常に個人的な理由からウェットスーツを着るのに

苦労でした(もう少し痩せんとなぁ・・)。

 

 

泳ぎは得意な方なので下の方まで潜って作業ができました。

コイやウグイが喜んでくれたかは定かではありませんが、

きれいになった水槽を見て自分の気持ちがよくなったのは

定かです。

 

次回はもっときれいにするぞー!              

                                                           

<ダン>

ほたるのさなぎ

だ~、あ・あつい、ちょっと太っている私にはキツイ季節がやって

こようとしています。

そんなこの時期に、わたしがこれ以上服を脱げなくて苦しんでい

るときに、ヌギヌギしているヤツが、うらやましいーー。

そう、おさかな館のゲンジボタルの幼虫とサナギたちです。

彼らは、この時期に幼虫からサナギそして成虫へと成長していき

ます。そんな、貴重な姿を皆さんに見ていただこうとおさかな館で

はサナギを展示中です。

なぜ、こんなボックスにしているのかというと、たま~に光るからです。

サナギが光っているかは、のぞき穴からのぞいてみてください。

サナギが見たい方はめくってみてください。

そこには、仮●ライダーじゃなかったホタルのサナギがいます。

サナギの姿を見たい人は、おさかな館へGO。

 

<gon>

2007年05月10日

アマガエル

この写真の中にアマガエルがいるのがわかりますか?