今シーズンは、
タゴガエルの産卵シーンの撮影は失敗に終わったようです。
タゴガエルは、
この辺りの山では最も普通に見ることのできるカエルです。雨が降った
日の夜に山道を歩けばいくらでも見つけられるのですが、
他のカエルと比べていまいち
知名度は低いような気がします。
番匠おさかな館周辺では、
3月ごろから産卵が始まります。産卵場所は水のしみだして
いる岩の隙間などです。山道を歩いていると、
水がちょろちょろと流れ出ている崖から
「グッ、グッ、グッ」
とメスを呼ぶオスの声がよく聞こえてきます。どこで鳴いているのか
いつも探すのですが、なかなかその姿を見つけることはできません。

岩の隙間でメスを待つオス。

岩の隙間の卵。
そんな産卵行動の観察しにくそうなタゴガエルですが、数年前にいいところを見つけ
ました。人が掘ったと思われる洞穴の中で、
開けた場所にたくさんの卵が産み付けら
れていたのです。
その当時産卵行動は観察できませんでしたが、オタマジャクシの
成長していく過程を少しだけ見ることができました。
穴の中は壁から水がしみだしていて、
小さな水たまりができて
いました。

産卵期のオス。
産卵期には皮膚がたるんできます。写真の
カエルは、
首まわりの皮膚がかなり伸びています。
2004.03.21

開けたところに産み付けられた卵。
だいぶ発生が進んでいます。
2004.03.21

上の写真の卵の横にいた、
すでに孵化したオタマジャクシ。
白っぽいので他のカエルのオタマジャクシとは、 かなり印象が
違います。
2004.04.09

少しずつ色がついてきました。
タゴガエルのオタマジャクシは
エサを食べずに、
お腹にある栄養だけで成長していくそうです。
2004.05.05

体に色がついて、足も生えてきました。
2004.05.23

左の2匹は手が生えています。
右のオタマジャクシは顔の横が
パンパンに膨れ、
今にも手が飛び出してきそうです。
2004.05.23

岩の隙間にいるオタマジャクシもかなり成長していました。
今年はこの場所でまったく産卵が行われませんでした。環境はいつもとあまり変わり
ないですが、どうしたことでしょう。
来年またチャンスがあれば、産卵シーンの撮影を
狙ってみたいと思います。
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